私は喫煙者である!
喫煙行為の変容
若かりし頃はカッコイイと思った。いや今でも思っているんだが、喫煙という仕草は男でも男に惚れる。
無骨で粗々しく哀愁があり、ガジェットとしても素晴らしい。20歳前後の現世代はそういう方向性に興味はないのだろう。
それはそうだ。なぜなら現在の私自身が喫煙行為自体カッコいいとは思えない。
映画などでの仕草は今でもカッコイイが、自分に置き換えるのは無理。実際タバコは臭うし灰がウザいし喫煙所でしか吸えないのにカッコつける必要性ないもんね。
そこにいるみんなが喫煙者なんだから。
紙巻タバコ以外のソリューションとして加熱式と電子タバコを検討
加熱式タバコ(アイコスやグロー)にスライドして2年程経ちリアルなタバコはもう受け付けなくなってきたが(たまに吸う)、加熱式がどうも好きになれないので並行して電子タバコVape(ベイプ)も吸っている。
徐々にVapeにスライドできそうではあるのだが、まだ完全にはスライドできていない。
まず一つはさほど親しい中でもない人と喫煙するときの、Vapeの説明の煩わしさ。
さらにVapeそのものの不安定さによる懸念。
パーツやカードリッジの供給、バッテリーへの知識のバラつき、多くのメーカーから多くの商品がリリースされていることによるクオリティ(クローン品なども出回っている)や価格のバラつき。
これらがネックでデザインやプロダクトに魅力を感じても、購入は非常に慎重になる。
そして何よりもVapeメーカーが多いアメリカと中国の国内でのVapeに対する法規制が厳しくなりつつあり、世界でもまだまだ非常にマーケットの小さい弱小Vapeメーカーは非喫煙者とタバコ大企業によって潰されてしまうのではないかということ。
しっかし筐体も一通り集めたし、喫煙の大半がVapeであることから生活の中に入り込んでしまっているので、もし禁止されたらキツイね。
喫煙者当人として思うこと
近年多様性という言葉が流行っている。
ここで言う多様性とは、人間の個性や個体差または環境や境遇を認め合うこと。
今テーマで言えば今や喫煙者はマイノリティであり非喫煙者はマジョリティであると思うのだがどうだろう。
非喫煙者は喫煙者に対して何かを強要していないという意見もあるだろうが、大人として喫煙事態を嗜む権利はある。
今や非喫煙に対して喫煙者が、何かを強要する環境が殆どない。
喫煙はごく限られた場所でのみ許される。
まあ臭いキツいし、煙には人体に害があるから仕方ないね。
『タバコ(紙巻、葉巻、電子タバコ、噛みタバコを含むタバコ全般)』は成人に認められる嗜好品。
一方比べる対象として『お酒』を取り上げてみる。
こちらも成人に認められる嗜好品。
こちらはお酒を飲む人と飲まない人数がタバコとは逆転する。
お酒を飲む人はマジョリティで飲まない人がマイノリティ。
さて、お酒とタバコの健康被害がほぼ同等であると仮定して、お酒はどこで飲んでも良いことになっている。
接待でお酒を飲むのは仕事。
『お酒は周りに害がない』などという主張は、タバコでもお酒でもマイノリティな私からしてみれば戯言。
その場限りでもお酒は人を狂わせるし、割り勘は高くなる。
強要された急性アルコール中毒での救急車出動には血税が投じられているし、飲酒運転(これは違法だが)は殺人行為と言える。
喧嘩、ゲロ、路上での座り込み倒れこみ。
そして責めるとお決まりのフレーズ『覚えていない』。
大体記憶が無くなるほど飲むんじゃないよ!
お酒を飲む人同士はそれはそれなりに許しあえるわけだ。
マイノリティな意見など聞きたくないし、規制もかからない。
都庁の緑のお偉いさんも、煙は嫌いだが酒は飲みたいわけだ。それって個人の好みだけだよね。
何故なら飲酒はマジョリティだから。
多様性が聞いてあきれるね。
人間に多様性などという一見、口当たりの良く便利な言葉をいざ実行することはまだ早いのさ(お互いを認め合いたいという理念には共感できるけどね)。
人は全方位でマジョリティまたはマイノリティにはなれない。日本人の男性は世界的に見ればマジョリティだが手足が不自由であるという項目を付けたらどうだろう。
同性愛者の女性はマイノリティだが頭に高収入という言葉を付けたらどうだろう。
人は事故ったり病気になったりと次の瞬間マジョリティからマイノリティになる。
お得意の数字で表すのか?『盲目の世界的天才ピアニストとアルバイトで生活している超健康体の30代男性は現時点でマイノリティ指数は同等です』てか。面白いね。
堂々と宣言する!私は喫煙者でお酒を飲みません!
え?印象悪いって?あんたダイヴァーシティじゃないねえ。
多様性を認めないあんたを私は認めない!
おあとがよろしいようで。
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