天気のいい日はVAPE!

Vapeを軸として日常を綴ります。

Vapeのビルドに挑戦してみよう

クリアロやPodタイプから面倒だけど楽しくてVapeの幅も広がると思うので紹介してみる。

長くなりそう。
出来るだけ写真で説明できるよう頑張ります。
手元写真がかなり苦しい体勢なので質が低いのもご勘弁。あと手荒れが酷い。

説明が長く面倒に思えるが、慣れてくれば15分程度で出来る作業なので、気軽に挑戦していただければ幸いです。
↓の目次で自分の好きな場所までスキップ出来ます。


RBAリビルダブルアトマイザー(再構築可能)

RBAとはビルド出来るアトマイザーのこと。RBAの内訳として大きく3種類ある。
RDA(リビルダブル・ドリッピング・アトマイザー)
RTA(リビルダブル・タンク・アトマイザー)
RDTA(リビルダブル・ドリッピング・タンク・アトマイザー)

種類の詳細はここではオミットする。


アトマイザーは電熱線(コイル)にコットン(他の素材もある)が通っており、コットンに染み込んだリキッドを熱して蒸気化するもの。
たまに水蒸気と分かりやすく表現されることもあるが、実際には水ではくリキッドと呼ばれる液体に香料が調合され、リキッドを蒸気化して、そのミストを楽しむもの。

RTAとRDTAはRDAの応用なので今回はRDAを紹介する。
クリアロやPodはタンクがそもそも付いているので、リキッドが無くなってくるのを可視化できて簡単だが、RDAは直接ドリップ(リキッドを垂らすこと)をしないといけないし、頻繁に行わないといけないが、より単純な機構なので、私としてはとてもおすすめ。

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左がクリアロ、右がRDA、RDAは単純構造なだけにコンパクト




必要なツール


それぞれ後述するのでとりあえず写真で紹介。

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一番下から時計回りにRDA本体、ビルドベース、ハサミ、セラミックピンセット、ニッパー、ピンセット、コイルジグ、ドライバー(六角レンチ)



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コイルを作るワイヤーはカンタルの24ゲージと26ゲージの2つが使いやすいと思う。
数字が若くなるとワイヤーが太くなり、大きくなると細くなる。 



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Vape用のコットン。
節約のために化粧品用のコットンを使う人もいるが、800円くらいで簡単には使いきれる量ではないので、手に入れておいていいと思う。



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コイルメーカー。
コイルをキレイに巻いていく道具だが、上記のコイルジグに手巻きでも作ることはできる。
あったほうが便利というレベルのもので今回はこれでコイルを作る。



今回のアトマイザー

clear-rainy.hatenablog.com

VapeflyのPixieRDA

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分解すると大きく4つにわかれる  
この他にも様々なスタイルがあり、左のデッキ以外の上にかぶさるパーツが一体型のものも存在する。




ビルド

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デッキの拡大
プラスとマイナスの柱の穴に1本(ないし複数本)の針金(ワイヤー)を渡すことによって回路が成立する。
その電熱線(コイル)を自分で作り、電気抵抗を調節することによって、フレーバーやミスト量が異なる。

左側の柱は絶縁体で覆われていて、他のパーツと直接接触しないようになっている。
つまりそこ以外は全てマイナス極が帯電していることになる。
このプラスとマイナスをコイル以外の金属(もしくはコイルの切れ端)などで繋げて通電してしまうとショートする。
あまり詳しくはないけどショートの危険性は抵抗値のパートで。



コイルを作ってみる


今回は24ゲージを使用して0.5Ωを狙ってみる。

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長めに15cmほどでカットしてみる 慣れてくれば10cmくらいでもできるようになる




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3mm(30と表記されている)の棒をセットしてワイヤーを通す




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軽く半周ほど手で巻いて、きっかけ作り



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同じく30と表記された3mmのキャップで↑方向に力を入れずに回す





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5巻き半てところかな?キャップを抜いて、いちど左側の足も穴からコイルを崩さないように抜いてあげよう。





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コイルの両足を少し引っ張ってあげよう。 
これがコイル(電熱線)となるデッキの構造によっては片足の向きを逆側にしたり、巻き目を反対にしなければならないタイプも多く存在する。




コイルをデッキへセット

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3mmの棒を一旦外し、棒だけ分解して再度コイルに入れ直してから、デッキの柱の穴に差し込む。
ネジをしめこんでコイルを固定するまで棒(ジグ)は外さな方がいい。



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このデッキはジグを置く切り欠きがあるのでそこにセットしたままネジを仮留めし、両方仮留めしたら本締め。
この時にビルドベースが活躍するが、安定感があったりビルドに邪魔にならないタイプであればMod上で問題ない。
ただし電源はOffにしておく。
尚、Tレンチはアトマイザーに付属しているものを使えばOK。



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固定してジグを抜いて横から見た状態。
余った足をカットするが、コイル自体が浮いていて固定している柱以外に接触しないことを確認する。
接触しているとショートする可能性がある。




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白線上に金属のキャップがハマるので、コイルの余りが接触しないようにそれより内側(左側)でニッパーでカット。
キャップに接触してしまうと通電時にショートする可能性がある。



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出来うる限り短くカットする この短さでも許容されないデッキも数多く存在する



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Modに乗せて電源On 左上の抵抗値を確認 狙いより少し高い0.54Ω



ショート

ややこしいのだが、通常抵抗値は低くなればなるほど、沢山の出力が要求される。
抵抗値が高くなればなるほど小さな出力で事足りる。 抵抗値はΩ(オーム)とも表現される。
数字上は反比例するので混乱しないでほしい。
一般的に使われている抵抗値は1.2Ω~0.2Ωくらい。

(例外あり)同じ巻き数のコイルを成形した時、ワイヤーの断面積が広ければ(太いワイヤー)抵抗値は低くなり、狭ければ(細いワイヤー)高いくなる。
イメージとしてコイルが細くてチッコイ感じは抵抗値が高く、ミストが少ない。
イカついコイルだと抵抗値が低く、とてつもないミストが発生する。

ショートとはプラス極とマイナス極が抵抗無し(超低抵抗)で繋がって通電させてしまう事。
ショートすると意図せずにバッテリーからとてつもない出力を要求することとなり、バッテリーが負荷に耐えられずガスを噴射したり、火を噴いたり破裂したり。
怪我や少数ながら死人も出ている。
市場では18650というバッテリーを使用するModが殆どだから、Vapeで流通する18650バッテリーであれば0.3Ω以上の抵抗値で使用すれば概ね安全圏。
計算式からどんな抵抗値で使えるかの説明ができるようであれば、0.3Ω以下にあったスペックのバッテリーを使えばよいと思う。

そもそもテクニカルMod(液晶付きのMod)は、大体の機種にショートプロテクトや過放電プロテクトが付いているので過剰にビビることはないけど、抵抗値にあったバッテリーを使った方がよい。
抵抗値を合わせるのかバッテリーを抵抗値に合わせるのかは、知識が付いたら選択してみるとよいと思う。
本来ならアンペアの話なんだけどまあ取りあえず抵抗値を基準にすると良いと思う。



ドライバーン

お次はコイルを空焚き(ドライバーン)して、コイルの通電ムラを均等にしていく。
液晶画面左下のV(ボルト)を私は最初は3V以下で行う。



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赤熱化のムラが左側に見られる



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セラミックピンセットを使ってコイル全体をつまんだり、赤い部分をカリカリとやさしく煽ったりしながらムラ(ホットスポット)を除去する。
セラミックは絶縁体で、セラミックピンセットのみが通電時にもコイルを触ることができる。
普通のピンセットだとショートしてしまう恐れがあるし、プラスチックだと溶けるしね。



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真ん中から均等にジンワリ赤熱化されればOK。
ムラがあるまま使うと極所的に熱が入り、コットンが焼き切れてしまって美味しく吸えない可能性があるので、何度か確認してみましょう。



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少し焼き色がついた状態 1分くらい放置してしっかり冷えたことを確認しないと火傷するよぉ



コットンをセット

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コットンを用意する 内径3mmのコイルに対し、7mmくらいの幅で長さ5cmでとってみた  内径が変わると量も変わる

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片側の端だけをこよってコイル内に入れやすくする



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強く引っ張るとコイルごとズレるので、コイルから出たコットンをやさしく何度もたぐって通す。



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はい、こんな感じ。



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大体片側1.5㎝くらい(機材によって異なる)の長さでカットし、コットンの先を丸めるようにデッキの底面にセットする。



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イメージこんな感じ。



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両側行ったらビルド自体は完成。




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一応キャップを一度装着して、抵抗値が一定でブレないかを確認しておくことを忘れずに。
キャップにコイルが触れてショートしないかの確認。




リキッドを染み込ませる(ドリッピング

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お好きなリキッドをコイルとコットンに吸収させ、吸ってて乾いてきたらドリップをやってまた吸うという繰り返し。


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これくらいに湿らせればOK



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コイル素材やビルド方法やリキッドによって様々で、決まりはないけど3.7vから試してみるのがおススメ。
私の場合そこから前後させて好みの出力を見つけるようにしている。



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通電確認!ミストよしっ!吸ってよしっ!



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軽めの吸い心地と重たい吸い心地で調整できる



最後まで読んでくださった方ご苦労様でした。
家で自粛のおかげで出来た長編でした。

以上でーす。

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